上尾市場の紹介

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市場で働くひとびと

卸売市場では、プレートに4桁の数字が入った帽子をかぶる人たちと、名前が書かれた帽子をかぶる人たちが行き交います。 前者が市場で青果を仕入れて小売りに販売する「仲買人」そして後者が、卸売市場で働く「セリ人」と呼ばれる職業の人たちです。

セリ人とは?

全国から市場に集められた野菜や果物は、届いた時点では値段がついていない預かり品です。 市場側の人と販売側の人が集まって値段を決める場所が卸売市場であり、品物の値段を決める方法を“セリ”と言います。 セリ人になるためには、販売業務での経験を積み、市場業務に関する法令や専門的・実務的知識に関する試験に合格する必要があります。 この試験に合格すると、自分の名前が書かれた帽子をかぶることを許され、市場の花形「セリ人」としてセリを仕切ることが出来るのです。

売る側がプロならば買う側もプロ

価格の相場は作物の出荷量によってある程度決まりますが、高過ぎず、安過ぎず、生産者も仲買人も納得できる適正な価格で決められるかどうかが、セリ人の腕の見せどころです。 セリ人とは、生産者と仲買人、双方からの信頼があってはじめて成り立つ仕事なのです。

目利きのこだわり

上尾市場のセリ人たちは、野菜と果物のプロです。 野菜と果物の美味しさは見た目だけでわかると断言するほど、青果に惚れ込んでいます。 商品について充分に理解していることは勿論、目で色艶を見て、形を確認し、手に取って重さを感じ、ほのかな香りから糖度を感じます。 例えば、埼玉の名産品である柔らかくて甘い深谷ネギ。同じ深谷で採れたネギでも、畑の場所によって全く味が違うのです。 美味しい深谷ネギが作れる畑の場所を指定して仕入れを行う。それが、上尾市場セリ人の誇りなのです。

上尾セリ人図鑑

上尾市場の個性あふれるセリ人の面々をご紹介いたします。